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長くお墓を守っていると、墓石の汚れが目立つようになったり、毎年の草取りが大変、階段や段差があり、以前よりお参りがつらくなったなど、少しずつ気になることが出てくるものです。
こうしたとき、「古くなったから、そろそろ建て替えた方がいいのかな」と考える方もいるかもしれませんが、必ずしもすべてを新しくしなければいけないということはありません。
今ある墓石を活かしながら、傷んだ部分を補修したり、墓所をお参りしやすい形へ整えたりする「お墓のリフォーム」という方法があります。
今回は、お墓のリフォームでできることや、工事を検討する際に確認しておきたいポイントをご紹介します。
お墓のリフォームとは?
「お墓のリフォーム」と聞くと、古くなった墓石をきれいにしたり、壊れた部分を修理したりすることをイメージするかもしれませんが、お墓のリフォームにはそれ以外にもさまざまな方法があります。
例えば、
- ・墓石のクリーニング
- ・文字の色の入れ直し
- ・墓石の補修
- ・雑草対策
- ・通路や敷石などの整備
- ・手すりの設置
- ・複数あるお墓の整理
- ・今ある墓石を活かした墓所全体の整備
などです。
墓石そのものを直すだけではなく、墓所全体をこれからもお参りしやすく、管理しやすい場所へ整えることも、お墓のリフォームといえます。
お墓のリフォームでよくあるお悩み
では、どのようなときにお墓のリフォームを考えればよいのでしょうか。ここからは、代表的なお悩みと、考えられる方法を見ていきましょう。
墓石の汚れやコケ、文字の色あせが気になる

墓石は一年を通して雨や風、日差しにさらされています。
定期的にお掃除をしていても、年月が経つにつれて水アカやコケ、黒ずみなどが目立つようになり、ご家庭でのお掃除だけでは落としにくくなることがあります。
そのような場合には、墓石の状態に合わせてクリーニングを行うことで、汚れを落とせる場合があります。
また、墓石に刻まれている文字の色が薄くなっている場合には、色を入れ直すこともできます。
「墓石そのものはまだ使いたいけれど、見た目をきれいにしたい」という場合は、建て替える前にクリーニングや補修を検討してみてもよいでしょう。
草取りや掃除の負担を減らしたい

お墓のお悩みの中には、墓石そのものではなく、墓所の管理に関するものもあります。
特に土の部分が多い墓所では、暖かい季節になると雑草が生えやすく、草取りのために何度もお墓へ足を運ばなければならないことがあります。
以前はそれほど負担に感じていなかったことでも、年齢を重ねたり、遠方に住むようになったりすると、定期的なお手入れが難しくなることもあります。
こうした場合には、墓所の状況に合わせた防草対策などによって、日頃のお手入れの負担を減らせることがあります。
階段や段差があり、お参りが大変になってきた

建てた当時は気にならなかった段差や階段も、年月が経つにつれて負担になることがあります。
ご本人だけではなく、一緒にお参りするご家族の年齢も変わっていきます。
そのため、お墓のリフォームでは見た目を整えるだけではなく、安全にお参りできる場所にすることも大切です。
墓所の状況によっては、手すりを設置したり、足元を整えたりすることで、お参りするときの負担を軽減できる場合があります。
お墓は長く付き合っていく場所だからこそ、今だけではなく、10年後、20年後のお参りまで考えておきたいところです。
古いお墓が複数あり、管理が大変
代々受け継がれてきた墓所では、古いお墓がいくつも並んでいることがあります。
一つひとつのお墓を掃除したり、お花を供えたり、ご家族の負担も大きくなります。
そのような場合には、現在のお墓やご遺骨の状況を確認しながら、お墓を整理する方法を検討することもできます。
実際に井原石材でも、複数あったお墓を整理し、ご先祖様への供養を大切にしながら、お参りしやすい墓所へ整えた事例があります。(事例はこちらから)
大切なのは、単純に古いお墓をなくすことではありません。
これまで大切にしてきたお墓を、これからどのような形で受け継いでいくのか。
ご家族で相談しながら考えていくことが大切です。
リフォームする?建て替える?判断するときのポイント
お墓が古くなってきたからといって、必ずしもすべてを建て替える必要があるわけではありません。
まだ使える墓石を残したり、思い入れのある場所や形を活かしたりしながら、今のご家族に合った墓所へ整えることもできます。
一方で、お墓の状態やこれからの管理を考えた結果、建て替えや整理など別の方法が適している場合もあります。
判断するときには、次のようなポイントから考えてみましょう。
石や墓所の状態を確認する
見た目が古くなっていることと、墓石そのものに問題があることは違います。
表面の汚れであればクリーニングで対応できることもありますし、文字の色あせであれば色を入れ直す方法もあります。
見た目だけで「もう古いから全部建て替えよう」と決めるのではなく、まずは現在のお墓がどのような状態なのかを確認してみましょう。
何に困っているのかを整理する
リフォームを考えるときに、最初から「どんな工事をするか」を決める必要はありません。
それよりも、
「墓石をきれいにしたい」
「草取りを楽にしたい」
「安全にお参りできるようにしたい」
「複数のお墓を整理したい」
など、今困っていることを整理することから始めてみましょう。
同じ「リフォームしたい」という相談でも、目的によって必要な工事は大きく変わります。
お墓のリフォームで後悔しないための4つの注意点

リフォームをすることが決まったら、すぐに工事内容を決めるのではなく、いくつか確認しておきたいことがあります。
現地を確認してもらってから工事内容を決める
墓所の広さや地面の状態、段差、周辺環境、墓石を運ぶための経路などによって、必要になる工事が変わることがあります。
特に、山の斜面や道幅の狭い場所などでは、工事の方法や墓石の搬出・搬入方法も考える必要があります。
そのため、写真や寸法だけで判断するのではなく、実際の墓所を確認したうえで工事内容と見積もりを出してもらうと安心です。
井原石材では、実際に現地を確認し、墓石だけでなく墓所全体の状況を見たうえで、必要な工事をご提案しています。

「どこまで直すのか」を最初に整理しておく
リフォームを始めると、「せっかくならここもきれいにしたい」「ここも一緒に直した方がいいのでは?」と、気になるところが増えていくことがあります。
もちろん、一度に整えることにもメリットはありますが、工事する範囲が増えれば、それだけ費用も変わります。
まずは、今回のリフォームで一番解決したいことは何なのかを整理しておきましょう。
必要なところ、できれば直したいところ、今回はそのまま残すところ、と優先順位をつけると、予算とのバランスを考えやすくなりますよ。
見た目だけでなく「お参りのしやすさ」まで考える
せっかくリフォームするのであれば、これからのお参りについても考えてみましょう。
掃除はしやすいか。草取りの負担は大きくないか。墓前に立ったときのスペースは十分か。段差や階段は負担にならないか。お花やお供え物を無理なく置けるか。
こうした部分は、写真で見たときの美しさとは違いますが、実際にお墓を守っていくうえでは大切なポイントです。
きれいなお墓にするだけではなく、これからもお参りしたくなる場所に整える。
そんな視点を持ちながら、リフォーム内容を考えてみましょう。
見積もりは金額だけでなく工事内容まで確認する
リフォームの見積もりを受け取ったら、総額だけで判断するのではなく、どのような工事が含まれているのかも確認しましょう。
同じ「お墓のリフォーム」でも、墓石の状態や墓所の状況、希望する内容によって工事は異なります。
分からない部分があれば契約前に聞いておくことが大切です。
井原石材では、お見積もりの内容を項目ごとに分け、「何にいくらかかるのか」をご説明したうえで、お墓づくりやリフォームを進めています。
お墓のリフォームは「今困っていること」から考える
「毎年の草取りが大変になってきた」
「墓石の汚れが気になる」
「親が高齢になり、お参りが大変そう」
「古いお墓がいくつもあり、これからどうすればいいか分からない」
まずは、そんな今感じている困りごとから考えてみてください。
お墓の状態や墓所の環境、ご家族の状況によって、必要なリフォームは異なります。
すべてを新しくするのではなく、大切に受け継いできたものを残しながら、これからも大切にしていけるお墓へ。
今のお墓について気になることがあれば、まずはそこから整理してみてはいかがでしょうか。